無機鉱物を窯業から電子部品等にむけて粉砕・分級加工を行う

辻中鉱業 株式会社 様

先回りして逐一連絡してくれていました。それに対して指示を出したらその通り対応してくださっていたので安心してお願いできました。

辻中鉱業様
辻中鉱業株式会社 生産管理・技術部 グループ長 辻 一浩 様(写真左)
同社 営業部 部長 伊藤 俊彦 様(写真中央)
同社 生産管理・技術部  島田 誠 様(写真右)

今年で設立84年になる辻中鉱業様。釉薬・タイル・ガラス製品・スマートフォンなどの業界向けに無機鉱物や有機物の粉砕・分級により様々な粉体の問題・課題を解決されている会社です。2017年に出会い、これまでに工場の解体工事、設備一式の新設・移設工事、その他日常メンテナンス工事などで、森山工業を選んで頂いている。森山工業の感想はどうだろうか。部長の伊藤様、グループ長の辻様、島田様に話しを伺った。

所在地:大阪府東大阪市中石切町7丁目1番46号
設立年月:1936年2月15日
従業員数:16名
Webサイト:
http://www.tsujinaka.co.jp/
新東工場

辻中鉱業 株式会社様と経緯について

1)辻中鉱業株式会社様の業務内容について教えてください。

弊社は今期86期と成りますが、元々はナショナルマンガン乾電池の主原料である二酸化マンガンを採掘する鉱山会社からのスタートです。

時代の変化で国内採掘から輸入原料使用と成り、鉱山を閉山した後に粉砕分級加工に特化した業務形態に変更。現在では、乾電池用途の二酸化マンガンの需要こそ無くなりましたが、無機鉱物では二酸化マンガン・ジルコン・ジルコニア・ルチール・ルコクシン・酸化ニッケル・クロマイト・炭酸リチウムなどをメインに粉砕・分級・リパックなどの加工販売をしております。
有機物としては、樹脂の粉砕分級加工も手掛けております。テスト依頼・委託業務も承っておりますので、どうぞお気軽にご相談をお願い致します。

2)森山工業を知った経緯を教えてください。

東工場の老朽化に伴い、東工場の解体・建替えを計画することになりました。解体の前に旧東工場で稼働している設備を西工場に移設する工事をあわせて行うことになり、多面的に工事を施工できる企業を探していました。付き合いのある企業様の紹介で森山工業を知りました。森山工業には、旧東工場の解体工事、移設に伴う基礎工事及び鉄骨建て方工事(5箇所)、及び移設準備にともなう間仕切り工事やクーリングタワーの架台設置工事などを依頼しました。

3)森山工業に工事を依頼した決め手は何でしょうか。

解体工事は当初3社引合いでした。森山工業以外は、今だから言えるのですが建設工事の図面作成やボーリング調査を依頼した設計事務所の紹介先でした。また2社とも解体専門の会社でした。
当初森山工業さんの見積書は高かった(笑)しかし、移設工事も担当して頂くので工程のことを考えるとスムーズに行くだろうと考えたということ。提案や説明が丁寧だったこと。そして交渉を繰り返していく中で金額面も希望額の範囲内まで頑張ってくれたので決めました。
解体工事の発注をお願いするまで2年ほど何度も通っていただき、見積依頼にも何度も協力してくださった。他の企業様はそこまで対応してくれなかったことも正直大きいですね。他の2社様は見積書を提出していただいてチラっと説明してそれで終わり。森山工業さんは、いつも丁寧に説明してもらっていて、こちらもやりやすいと感じました。他の業者と比較しても一番対応してくれていましたからね。

森山工業について

4)森山工業の担当者の対応はいかがでしたでしょうか。

何でも逐一連絡してくれていました。それに対して指示を出したらその通り対応してくださっていたので安心できていました。
いつも楽しげにニコニコしてやり取りしていたので、こっちとしても気を遣わないというとおかしいですけど、構えて対応しないといけないということはありませんでした。すごくやりやすかった。気を遣う担当者もいますからね、そういうことはなかった。
なんでも言ってくれてこっちも言いやすいから、昔からの知り合いのような印象を受けていました。

また、こちらから指定した書類にも対応してもらい、毎日の報連相を記録で残すことができ助かっております。
自社の設備(乾燥機)が故障した時に、所掌範囲でもないアドバイスやそれに伴う修理を一緒にやってもらい、正直驚き助かりました。

5)工事を始める前後で森山工業への印象の違いはありましたか。

お付き合い始まって2年ぐらい、いつも丁寧に対応してくれてたのですが、工事がはじまってもやっぱり丁寧で安心しました。吉本さんは最初見たときは、いかついおっさんやなーって思ってました(笑)年上やと思ってたら、一つ下やんけ! 今では熊五郎と言えるほど仲良くなれたので良かったです。
金沢君は最初照れくさそうにツールボックスミーティングをしていましたが、最後は成長したなぁと感じました。現場で指示伝達している声が、自分たちが朝礼している場所まで聞こえてきていましたから。
なんでも何かあったらすぐに言ってくれるし、悪い印象はないです。逆に元々良い印象だったので、そのとおりだったなという感じです。

台風が来ることになって、台風対策を急遽することになったんです。その時にいろいろ労力いただいた。
こちらはやらなくていいんちゃうかと正直営業ともめました(笑)しかし、毎年水害で困っていて4号機がちょうど動いていたから、対応していただくことにした経緯がありました。

6)森山工業の具体的にはどういった部分が良かったでしょうか。

作業者の管理・工期対応・品質はもとより、非常に親近感がもて言いずらい事も話しやすく、対応もして頂きました。

これまで施工してくれていた業者様には、強引な会社がいました。自分たちの要求を軽い感じで通してこようとする。費用は確かに安かったのですが、終わってみて手直しが必要だなと思う場所もあります。

印象に残っていること。
正直なところ、移設、解体、新設の設備、建設、色々ありすぎて自分たちのことで精一杯でした。そのような中、あまり現場に行けない日でも逐一確認してくれながらきちんと対応してくれたので助かりました。

2012年に今の場所に工場を移設してきたが、その時は設備の移設ばかりで新設がありませんでした。また当時は空いている土地も広かったので工事がやりやすかったです。さらには既設の工場も稼働していなかったので楽でした。

今回みたいに、移設も解体も新設の設備もそれぞれ工事があって、複数の業者が狭い場所でまじりあって工事をしていて、準備段取りが大変でした。

これは個人的な感覚ですが、東工場が解体されて更地になったとき、ちょっと寂しい気持ちになりました。入社してから30年以上が経過したのですが入社4年目から東工場が面白そうだったのでそこで働きたいと志願して働いてきた経緯があり思い出深かったです。

7)森山工業に今後期待することを教えてください。

せっかくこうやってお付き合いしてきてこれで終わりというのは寂しいです。今回初めてお付き合いして信頼関係ができたので、今後も末永くお付き合いさせていただければと思います。

今後、工場棟のメンテナンス、設備の増設等が検討されていきます。その中で相談する事があると思いますがよろしくお願いいたします。

工事の概要

  • 工  期:2019/06/24-2020/12/25
  • 工事内容:
  • ●解体工事:鉄骨造平屋工場 建築面積:913㎡
  • ●設備新設・移設にともなう
  •  機械架構工事 5箇所(現場建て方 合計約33トン)、ピット工事 4箇所、防音室設置工事 4箇所など
  • ●間仕切壁制作取付工事
  • ●クーリングタワーベース設計制作据え付け工事
  • ●クーリングタワー給排水工事